桜梅桃李



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ちっちゃな同窓会

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いまさらだけど、クラス会が流行っているというニュースを見たことがある。
その日のためにプチ整形したり、ダイエットをしたりする女性も大勢いるらしい。
まったくばかばかしい。そのきもちはわからなくもないけれど、もっと別なところに
エネルギー注ごうよ。

コミュニケーションツールが増え、古い友だちと繋がる機会が増えた。
それは大変嬉しいことだ。がしかし、便利すぎるのはどうかと思うことも多いので
本当に大切なひととは、思い出したときにメイルでやりとりする程度。
すでに時代についていけないので、息子を頼りにしている情けない状況です。


そんななか、幼なじみのMと高校の同窓生Tちゃんが上京するというので、
ホテルのティルームで逢いました。

4時間あまり、うわさ話や昔話、不躾な質問などして時間はあっという間。
久しぶりに逢うひとは、黒目がちな瞳や声や愛らしい笑顔は変わらない。
齢をとって、身もこころも豊かになっている。

友人たちは、子どもの頃に子どもらしい時代を送って来れなかったようだ。
ひとりは母親が大病を患っており、もうひとりは母子家庭だった。
過酷な人生だったと思うが、いまはとても立派な女性になっていて、
女同士の旅を楽しんでいる。

スカシ、あたしはまだまだどっぷり育児中なので、地域の盆踊り会場へと
歩み去ったのじゃった。ああ、一緒に浅草とか銀座をぶらぶらしたかったなあ!


おまけ。ついでに思い出したことがひとつ。

中学のときに、友人Mと母校(高校)の学園祭へ行ったのです。
そのときのバンド演奏で清志のコピーをしていたひとに一目惚れ。
お蔭さまで受験勉強に熱が入りました。

そのひとは三つ年上なので、もちろんそれきり会うことはなかったんだけど、
そのころの親友の従姉経由でどうしたものかライブのときの写真まで手に入ってしまい、
ずうっと大事に持っていたっけ。

小柄で痩せマッチョで、やんちゃな感じのそのひとを、思い立って検索してみたらなんと、
すすきのでレストラン(カフェか?)を経営しているようだ。ライブやイベントもやるお店。
はにゃ~。まるで画に描いたようにますますカッコよくなってる。

よみがえるまぼろしの片想い。
好きになってくれたひとのことは覚えていても、好きだったひとのことは忘れてる。
薄情な女だな。でも、あの頃はキラキラだったな。キラキラ☆

いつか、すすきのへ行きましょう!
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by udonge7030 | 2013-07-31 05:43 | 偏愛劇場

息子からの葉書

ポストをのぞくと、二子からの便りが届いていた。
一週間前の臨海学校で書いたものだから、消印は館山である。
宛先も送り主も同じ住所の、鉛筆で書いた葉書。


父さん、母さん、元気ですか。

ぼくは元気です。

海は楽しい所だけど、あぶない所で

もあるので、心配していると思います。

でも、こっちはこっちでうまくいっているの

で安心してね。


P.S
アイス残しといてね。

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by udonge7030 | 2013-07-31 04:31 | 日々のあわ

『言い寄る』

c0234001_10491338.jpg今朝の夢。

むか~し一度だけデイトしたひとと、
伴侶の目を盗んでセックスをした。
(夢だからかんべんしてね)
そのあと、ふたりで湯船に浸かっていたら、
母に見つかり怪しまれてしまった。

そんなわけで、夢の余韻はぜんぜん素敵
じゃなかった。
せっかく夢を見るのだったら、めくるめく夢をみよう。
実家の風呂場でセックスなんてシケ過ぎだわ。

最近、田辺聖子氏の『言い寄る』を読み返していたら、
色っぽいシーンがいっぱいあったのでその影響かな。


田辺聖子原作の映画『ジョゼと虎と魚たち』も大好きな作品だ。
主演の妻夫木くんと池脇千鶴はあんなに可愛いのに(子どもっぽいのに)、
ものすごくセクシィで切ないのだ。あんな恋したことないのに、関西弁やのに、
なにか「身に覚えがある感じ」がしてしまうので、見る度に泣いてしまう。

『言い寄る』の主人公、乃里子はモテモテやのに、本当に愛している五郎にだけは
言い寄ることができない。そんなこんなのうちに、五郎は乃里子の親友・美々に
言い寄ってくっついてしまう。

恋愛小説が好きかと言われればそのとおりなんだけど、
なんども読み返したくなる作品にはなかなかお目にかかれない。
宮本輝の『錦繍』、絲山秋子の『海の仙人』、なかにし礼『長崎ぶらぶら節』なんかは畏れ多い。
主人公の背景が重すぎるのだ。(どれもおすすめします。

三浦しをん『舟を編む』、川上弘美『センセイの鞄』あたりならクスクス笑えて
しみじみもし、満足もする。でも、「身に覚えがある」感においては、『言い寄る』
にはかないません。以下、『言い寄る』(講談社文庫)より名文を抜粋してお届けします。


真の渇望は、人から言葉を奪ってしまう。

いますぐ、あの男の電話が分かったとて、電話する勇気はなかった。
ただそんなことをして彼のことを知ろうとワクワクしている自分の、
いまの状態が好きである。
私は、まだ男を好きになったり、心を乱される、ということができる、
そういうゆたかな感じが好きだ。


彼があんまり、やさしいと、かえって嫉妬する。
うすなさけで気づよくふるまわれると、私はまた、嫉妬する。ひがむ。
ほかのひとにやさしくして、私には、いいかげんなのだろう、なんて。


五郎を失ったからといって、水野に執着しているのは(私はいつも思うけど)
浸かっている海水のほうが温かいからといって、陸へ上がろうとしない人のようである。
どうせ、体が冷え切ってしまうのに。
そのときはつめたくても、早く陸へあがった方が楽になるのに。


それはゆきずりの人のやさしさなのだった。
そんなやさしさが、五万十万と集まったって、
「言い寄る」ほうへ、質的変化はしないのだった。



田辺聖子氏の本を読むようになったのは、『言い寄る』三部作の復刊がきっかけでした。
そういえば中学生の頃の担任に、「最近、本を読みましたか?」と尋ねたら
「田辺聖子。読んでて楽なんだよね~」と答えたの。

先生は当時20代半ばだったけど、あたしからみるとおばちゃんだった。
その頃は、「楽ってなんだろう? 田辺聖子なんて一生読まないかも」
なんて思ってたんだから。

いまでは自分もすっかりおばちゃんだ。
作品はまだそれほど知らないのに、すっかりファンになってしもた。

そうして、「おばちゃん」も永遠の女の子なのでありまする。
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by udonge7030 | 2013-07-23 10:54 | 偏愛劇場

一票の重み

選挙が終わりました。
選挙権を得てから25年余(笑)、ほとんどの回に足を運びました。
長い間にはいろいろなことがありました。

しかし、なぜに毎回投票率はこんなに低いんだろ。
自民党が圧勝することが残念でなりません。
頼りにしているひと(企業か?)が大勢いるのは理解できるけれど、
これっぽっちの投票率で政治が動いてゆくことが恐ろしくてなりません。

職場でも親の集まりでも、選挙が話題に上がることはほとんどない。
もっとたくさんのひとの意向が反映されなければ。
少数派の方々も活躍できるシステムにならないものか。

あたしは、けっして政治に強いわけではありません。
応援しているひとや政党が絶対だとは思わない。

でも、頼りにしている。見守っている。怒るときには怒る。
そう、意図が反映されると信じている。
ダンナとは支持政党は違うけど、理解しあいたい。

たくさんの得票率を得たにもかかわらず、当選できなかったかたがいる。
勝たなければ、活躍しようもないのが政治の世界。
でも、その数を見れば確実にひとが動いたことがわかる。
それは、お互いの励みになるはずです。

支持したいひとがいない、というひとがいる。
ひとを頼りにできないのだったら、自分が立候補しなよ(笑)
と思ったりもするが、いい男がいないとか、似合う洋服がなかったら、
少しはましな方を選ぶでしょう。

あんた次元が違いすぎるでしょ、と怒るひとがいるかもしれないけど、
たった一票。どんなに応援したくても、一票しか使えないのです。
素晴らしい選挙制度とは言えないかもしれない。
がしかし選挙なんてできない国、選挙権のないひとだっているんだぜ。

自分の意図がすべてなのです。
たった一票、使わなくてどうするの。


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by udonge7030 | 2013-07-23 06:28 | 日々のあわ

歌友♪

c0234001_847304.jpgいつか食べた蕎麦



























今年になって再会した友人の話。

最近、そのひとが主宰している合唱部に混ぜてもらったことをきっかけに、
つきあいが再開した。

そのひと、H女史には夢がある。
現在某園の園長をやっているのだが、後継者が育ちつつあるということで
次の目標は、過疎化する故郷の島を活性化するために文化村を作るという
計画を立ち上げた。

さらにH女史は俳優Bに恋をしており、ときどき某国へ渡りBの舞台を堪能している。
葉書を出したり出待ちをしたり(お話もしたそうだ!)、Bの記事だけをアップした
ブログを綴ったり、あたしにまでBの画像を送りつけてきたり、それはそれは楽しそうだ。

文才のある彼女は、いつか脚本を仕上げて(主役はもちろんB)映画を作り、
Bと腕を組んでレッドカーペットの上を歩くのが夢だそうだ。

十数年H女史とつきあってきて、距離が近かったときも遠かったときもあった。
性分が激しすぎて熱すぎてキツすぎて、どうしたものかと思わなくもないけれど、
やるといったことはかならず実現してきた。すげー女。

がしかし、ドラマティックな人生には深い影もつきもので、本当にずいぶんに
ずいぶんな思いもしてきたんだろう。
あたしはあたしでまったく平凡な人生だけれど、面白くてロマンティックな年上の友人
に感化されつつあって、Bの映画観てみようかな、なんてその氣になっている。

氣は多いほうが人生はぜったいに楽しい。

歌はこころの翼、ってほんとうに、ほんとだよ。
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by udonge7030 | 2013-07-09 09:26 | 偏愛劇場

かたるしす

先日のこと。珍しく熱を出した。
食欲もなく、月経も伴ってうだうだと、ときどき古い本なんかめくって過ごした。

すると、数年間ちくちく、ひりひりしていたものがすうっと抜けた。
現実は今も昔もそれほど変わらず、展望もあるわけじゃないけど、
なんだか知らないがそこが楽になったのだ。

自分の中の、『あたし群』のひとりが、やっと大人しくなってくれた。
いい年になっても、だだっ子や寂しがりやはいるもんで、
辛くて苦しくて、どうしたものかという感じだったから。

ひとは自分の生きたいように、ちゃんと生きられるようになっているようだ。
若いころにやり残したことは、ババアになってからきっと巡ってくる。
いいことも、悪いことも。やるべきことも、やりたいことも。

痛かったり、かゆかったり、きもちよかったりするから、いまここに居られる。
生きてるっていいね。


c0234001_8384522.jpgいつか飲んだビールと紹興酒 
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by udonge7030 | 2013-07-09 08:37 | 日々のあわ


酒と 歌が あるから