桜梅桃李



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運動神経

春休み。
最近、三子R(小3になります)とダンナが、多摩川あたりでキャッチボールをしている。
ダンナ曰く、Rはなかなか上手で、嬉しくて仕方がない様子だという。

ダンナは運動音痴である。走るフォームからしてもカッコわるい。
しいていえば、子連れでモトクロスコースへ赴くのが趣味である。

あたしも運動音痴である。
しかし、子どもの絡みでソフトボールやビーチバレーをする機会がある。
そんなときはガッツで乗り切る。本番強いので、なんとかなってしまっている。

一子は、卓球部員だ。
それほどうまくないらしいが、やはり本番強く勝負運がよい。
本人もアホではないらしく、自分のありようを自覚しつつ、練習は欠かさない。
それでもエネルギーを持て余しているらしく、三子を誘ったり、あるいはひとりで
壁を相手にボール投げをしている。

6年生になる二子は、オランウータンを思わせる細身で、跳び箱など得意なんだそうだ。
がしかし、毎週末通っているソフトボールでは、ずっと伸び悩んでいる。
いや、本人は全く悩んでいない。、親がちゃんと見守って、休日にキャッチボールなど
していれば、やる気が出たのかもしれないと思う。

あたしたちは、キャッチボールが苦手である。
見た目はシュッとしていても、普段使わない筋肉はヤワなので、あらぬ方向へ球が飛ぶ。

子どもたちは運動神経抜群とは言えないが、それぞれのやりかたで運動を楽しんでいる。
中でも三子はめちゃめちゃ負けず嫌いで、独楽回し・ヨーヨー・けん玉・縄跳び…
どれも短期間で死ぬほど練習して、かなりの腕前になった。
ソフトボールも、チビのわりにはいい線いってるとは一子の弁。

持ち前の粘り強さと、ミラーニューロン(兄貴たちの動きが脳に刻まれているんだろう)
のお蔭かしらん。

あたしもダンナも早いころから運動音痴を自覚し、別の方向へ活路を拓いてきた。
ダンナは車とオートバイへ。あたしは演劇やダンスで解放された。
だから大人になって、体育よさらばと万歳をしたのだ。

わが子たちは、親に比べると自意識過剰ではないのだろう。
苦手なことに歯を食いしばって耐えるより、恵まれたことのなかに
楽しみを見いだせる人生は素敵だ。

得意じゃなくてもいいの。
数学にも、国語にも、音楽にも、理科にも、それぞれの美しさがあるんだろう。
世界の美の一端に気づいて、触れて、味わってくれたら嬉しい。

そのためには、大人の助けも必要なのだ。
願わくばそんな親でありたいし、そんなセンセイを望んでいる。

新学期。
どんな新芽に出会えるのでしょうか。


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by udonge7030 | 2013-03-30 20:16 | 日々のあわ

花見

c0234001_1822515.jpg野川公園




























春休み。
花を見に行こうよって誘ったけれど、子どもたちにまたぞろフラレました。
息子の自転車に乗って、野川沿いを走る走る。

桜 たんぽぽ 桃 雪柳 名残の椿 ぼけ すみれ 大根の花…
近所なのに、見たことのない景色がありました。

引き返して、坂を上って上って某国立天〇台へ。
関係者以外立ち入り禁止だから、裏門からこっそりと入ります。
立ち入り禁止の割には、ノーマーク。

♪ 何のためでもなくただ  世界はある
 眠って起きて小鳥は  歌ってる
 あなたが居て  嬉しい
 
 (『雨上がり』作詞:小川美潮)

昨年はダンナと一緒に見た桜、今年はひとり。
隠れた名所なので、行き交うわずかなひとたちも静かです。

きっと、いいひとだけが入ることができる。
あたしの秘密の花園。
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by udonge7030 | 2013-03-26 18:40 | 日々のあわ

未来へ

どんげです。
このカテゴリへの最後の記事になります。

(震災や原発事故を経たわたしたちが)
親として、子どもたちに伝えたいことはなんだろう?

ぽわん期の妊婦さんには、ピンと来ないかもしれません。
今は産まれ来る赤ちゃんの名前を考えるのに必死だったり、
流産を経て授かり、期待と不安のはざまにいたり、
お産・子育てという未知の世界へ向けて、きもちは ?☆?☆? でいっぱいでしょうね。

逆に、平和とか危機管理なんて考えていたら、子どもなんて産む気にならないかもね。
いつか、息子たちが戦争へ行くような時代が来たら?
否、絶対にそんなことは絶対にあってはならない。

産後や離乳食や、ママ友や受験のことも大切だけど、
ほんの少し地域や国、地球全体のことに思いを馳せてみましょう。
お産は個人的なものですが、育児はそうじゃありません。

赤ちゃん期は、気の合いそうなママとつながればいいけれど、
幼稚園以降は、全然背景の違う女同士が知り合えるチャンス。
それは、ある意味とっても面倒くさいけれど、思いがけず楽しい時期でもあります。

女の醍醐味は、たくさんあるよ。
変化の連続がきついときもある。けれど、新しい自分に出逢う歓びも待ってる。

どうぞ、女に優しい女でいてください。あ、男にも優しくね。
世界中のお父さんお母さんと赤ちゃんの幸福を祈ります。
どうぞ、よいお産を!

怖いおじさんたちも~ 街の不良少年たちも
誰でも昔は可愛い赤ちゃんだった
生まれたばかりの可愛い赤ちゃんだった♪
 

(作詞・クレイジーケンバンド 横山剣)

そーそーそー。みんなお母さんから産まれたんだもん。

Love  どんげ
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by udonge7030 | 2013-03-24 19:52 | 繁殖記

引退しました。

私どんげは、2013年3月21日をもって講師業を引退いたしました。

10年弱もの間支えてくださった生徒さん、先生、同志のみんな、
お世話役の方々、助産師さん、スペースを提供してくださった方々、
家族やともだち、そしてあたし自身へ…
本当にありがとうございました。

これからも生徒として、からだオタクとして、ゆっくりと学び続けてゆくことでしょう。
10年は長くて短い。普通でしたら、これからますます面白くなってゆく時期です。

ここで、画家の熊田千佳慕氏のことばを引用させていただきます。

人間は歳をとったり、成功したりすると、「何とかは何とかでなくちゃいけない」と覚えたい。
だけど、僕は今もなにもわからないまま、今も結論が出ていない。
だから生きるんでしょ。


98才まで現役だった熊田氏の境地には到底及びませんが、あたしも同じようなきもちです。
講師を続けても引退しても、生きているというのはそういうことなのでしょう。

これからはもう少し親業に精を出して、身心ともに磨きをかけてゆきます。
またどこかで、ご一緒できますように。


2013年 弥生
LOVE どんげ
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by udonge7030 | 2013-03-24 16:54 | おしらせ

花束

講師引退ということで、花束をいただく。

とっても小さな、でもうんと趣味のよいブーケ。
街の洒落た花屋さんから、そうっとそうっと運んでくれたのね。

「近所の道端で買ってそのまま、ラッピングもしていなくって・・・」と
恐縮した様子で手渡された水仙の花はたっぷりと。

それぞれのこころ遣いが、香りとともに立ち上ってくる花束。

どんな花束だって嬉しい。

あなたの想いがうれしいのだから。

自然は美しいから美しいのではなく、愛するからこそ美しいのだ (熊田 千佳慕)


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by udonge7030 | 2013-03-21 09:55 | 日々のあわ

流れる

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勤務する図書館に、異動情報が飛び交う。
嘱託職員とはいえ準公務員なので、なんと異動があるのだ。
いままで好き勝手に生きてきて、バイトかフリーか、正社員でも小さな会社
ばかりだったので、「辞令」というものがめちゃめちゃ新鮮である。

あたしは同じ部署で継続となった。
しかし、異動してくる方々がいる。その方に仕事の内容を教える能力が
自分にはまだない。このひと月で覚えなければいけないことが山積みだ。

分館へ去る人、違う部署へ行く人。
移ってゆくAさんは、憧れのひとだ。
そのひとがぽつりと言った。 「書架から離れるのが寂しい…」

図書館にも事務係やハンディキャップサービスなど、本から遠い仕事もある。
書架とは本棚、つまりは本そのものである。ひとではない、本なのだ。

もちろん関心のない本、つまらない本もある。
それにしても、書架のあいだをうろうろするのが大好きだ。
本を探したり、戻したりする、あの達成感のない仕事がけっこう好き。
たぶん、Aさんもそうなんだろう。

そのひとは、休日に本にまつわるイベントに出かけては、よかったからと
すすめてくれたり、作家さんに関する記事の載った資料を持参してくれたり、
有能で面倒見がよい以前に本当に本を愛している。
無駄口はあまり叩かず、無駄に笑わない。女スナフキンのようなひと。

自分はプライドが高いので、助けてとか、失敗しましたと言うのが苦手なのだが、
そのわりには失敗が多い! でもここには、それを支えるシステムがある。
つまりは、みんなでなんとかする。

誰が失敗しても嫌な顔をしない。(しかし、注意はその場でこってりされる。
ひとの美点に対して敏感である。どんないいことも悪いことも、嬉しいことも
残念なことも、本と一緒に流れていく。その流れを止めてはいけない。

職場には未だにごく親しい人はいない。でも、居心地がいい。
カウンターの裏では、喋りたければ喋ればいいし、可笑しければ笑うし、
黙って作業をしていても誰もじゃましない。あたしもじゃましない。
本がうまい具合に流れていけば、それでいいのだ。

みなさん一見地味だが、知的でオタクで偏愛体質なので、話はすこぶる面白い。

がしかし、素敵なひとは女ばかりなのはどうしたものか。
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by udonge7030 | 2013-03-05 11:07 | 未司書の世界


酒と 歌が あるから