桜梅桃李



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うたうたう

昨年末から、秋葉原のスクールで歌をはじめました。

先生は小川美潮さん。ロックバンドや声優、ジャズミュージシャンとの共演等で活躍を
続けている天衣無縫な歌い手さんです。ずうっと前からお名前を存じていたけれど、
勘違いでずうっと「美湖さん」だと思いこんでました。ごめんなさい!

ここ数年、音楽家の橋本一子さんのライブに出入りするようになって、
ゲストの美潮さんの歌声を聴く機会に恵まれました。そしてあるとき、
このひとのように自由に歌えたらいいなあ、と素朴に感じたのでした。

キネシオロジー(タッチフォーヘルス)を学んできて、結局仕事に活かすことはなさそう
だけれど、なにがあうのか、なにが必要か? からだのなかの磁石の精度が
相当上がりました。直情的なあたしには原始的なものがいい。
楽器もいいけど、やっぱり歌がいいな。唄いたい。

かといっていまさらピンで唄おうとか、バンド組もうぜとかはなく(笑)、
とにかく磨きたいんですね。楽譜もろくによめないので、そこもクリアしたい。
誰かと声をあわせたい。

ピアノもギターもないので、ひたすら音感を磨きつつ、お風呂に楽譜を
持ち込んで唄います。からだだけが頼り。なんかバカみたい。ずうっとバカバカと
思ってきたけど、本当にバカ。でも、バカになれるって最高だから、
一生バカでいよう。賢いバカでいよう。

美潮先生はとてもフラットで、素直な女性です。子どもみたいな叡智のかたまり。
声には、そのひとの経験値がそのまんま出るそうです。こわいなあ。
でも、顔同様隠しようがないもんね。

らりほー♪
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by udonge7030 | 2013-01-29 08:45 | 偏愛劇場

もみ処アジエンヌ@武蔵小金井

先日、友人のつとめる武蔵小金井のアーユヴェーダ専門店
もみ処アジエンヌへゆきました。

店長のあつこさんは、以前東インド古典舞踊に励んでいたころの仲間です。
詩人であり平和を愛する彼女は、美しい一女の母。とても経験値豊かで
聞き上手な女性です。会わない間に二転三転あって、いまの職についていました。
それは、導かれるってこういうことなんだな、というめぐりあわせの連続でした。

さて、もみ処アジエンヌは2月末まで新春キャンペーン中とのことで、
施術はその場の成り行きで増えてゆき、結局アヴィヤンガ(全身オイルトリートメント)
×シロダーラ×よもぎ蒸しをしていただきました。

丁寧に問診をしてもらった結果、ピッタが上がっているね、とのこと。
大ざっぱにいうと情熱的・イライラ・メラメラ・とにかく身心熱っぽい状態。
うう、年々ピッタが増えてるような。
一般的に育児中の女子はピッタが上がりやすいんですって。

「服を脱いだら紙ブラとショーツをつけてね」って言われたけど、ブラはいらないっしょ?

まいっかとつけてみせると、あつこさんはひとこと、すてき~!
可笑しくてげらげら笑いすぎてすでにへろへろでしたが、甘草入りのオイルを
使ってボディと顔を丁寧にトリートメントしていただきました。しかし、せっかくの
機会なのにうっかりお喋りしちゃった、黙って味わえばよかったよ!

トリートメントはともかく、シロダーラは贅沢なので敬遠しがちなんじゃないかな?
30分程度、眉間のあたりにセサミオイルを細く流し続ける施術は、頭に気の
上がりやすいあたしにはぴったりで、かならずどこかへいってしまいます。
意識は覚醒してるんだけどからだは休んでる、そんな感覚。

最後に、初体験のよもぎ蒸し。ポンチョみたいなものをすっぽり着て、座面が
くり抜かれた(洋式トイレみたい)椅子に坐ると、下から蒸された薬草の蒸気が
大切なところへあたる韓国式養生法です。すごく単純なしくみだけど、
よもぎやビワの葉など10種のハーブのいい香りがして、きもちいい。
これ、うちにもほしいな~。

しかし、骨盤底が熱いんです。そんなときはばふばふ外気を入れたり、
あぐらや体育座りしたり、ときどきポンチョに頭ごと潜ったり。
本人は楽しいけど、傍から見るとかなりマヌケだろうな。

最後にシャワーで流す前に、オイルまみれの髪にハーブ粉をつけてくれました。
シャンプーの役目を果たすこのハーブは、カレー粉のようないい匂いがします。

あつこさん曰く、体調のよくない時期によもぎ蒸しで回復したそう。
あたしも体力が落ちると膀胱炎になりやすい。そんなときはお世話になろうかな。

トリートメントの効果は、じわじわと染み入って持続しているようです。
あ、あれから何度も髪を洗ったけど、今朝はほのかにカレー臭がして、
なんとなくしあわせでした。

もみ処アジエンヌ は完全プライヴェートサロン。子連れOKです。


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by udonge7030 | 2013-01-27 14:11 | 日々のあわ

春の目覚め

愛娘が発情したので、可哀想だが避妊手術をした。

エリザベスカラーをつけた彼女は、ひげのアンテナが効かないらしく、
よろめいたり後ろ歩きをしている。
兄弟猫にもフーと威嚇したり、尋常ならぬ様子。
大好きな二子のベッドへ上がろうとして、落下したらしい。

抜糸するまで下で寝ることにするよ。二子が言う。
人見知りなのか、いわゆるツンデレ猫のリュウは、
宇宙人めいた二子にはよく懐いている。

猫は、諍いが絶えない粗忽なわが家の柔軟剤である。


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by udonge7030 | 2013-01-20 17:23 | 日々のあわ

塩むすびの味

かあさん、おこづかいでアジシオかってもいい? 
息子が言う。
ええ~? それはちょっと。アジシオは塩じゃないのよ。

わが家はマクロでもべジでもセレブでもないんだけどさ、
調味料だけは上等なの。たとえお小遣いでも、持ち込み禁止です。

息子の若き担任の先生は、白飯が残るとアジシオで塩むすびを握った。
子どもたちは、よろこんでお替りをした。
先生も、いつか誰かに握ってもらったんだろう。

完食。
ある日学校へ行ったら、教室の黒板のすみっこにそう記してあった。
なにを食べるかよりも、どう食べるか。誰と一緒に食べるのか。
みんなで奪いあって食べる給食の味は格別だろうな。

あたしにとっては憎きアジシオも、息子にとっては先生の味。
塩むすびの旨さを知っている子どもたちは、幸せ者だ。

先生、ありがとう。
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by udonge7030 | 2013-01-20 12:14 | 日々のあわ

ごびらっふの独白

幸福というものはたわいなくつていいものだ。

おれはいま土のなかの靄のような幸福につつまれてゐる。

地上の夏の大歓喜の。

夜ひる眠らない馬力のはてに暗闇の中の世界がくる。

みんな孤独で。

みんなの孤独が通じあふたしかな存在をほのぼの意識し。

うつらうつらの日をすごすことは幸福である。

この設計は神に通ずるわれわれの。

じゅら紀の先祖がやつてくれた。

考へることをしないこと。

素直なこと。

夢を見ること。

地上の動物のなかで最も永い歴史をわれわれがもつてゐるということは

平凡ではあるが偉大である。

と俺は思ふ。

悲劇とか痛憤とかそんな道程のことではない。

われわれはただたわいない幸福をこそうれしいとする。

ああ虹が。

おれの孤独に虹がみえる。

おれの単簡な脳の組織は。

言わば即ち天である。

美しい虹だ。

ばらあら ばらあ。



『ごびらっふの独白 日本語訳』 草野心平


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by udonge7030 | 2013-01-11 09:42 | 未司書の世界

おかあさんは わたしを 生んだの

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おかあさんは わたしを 生んだの

それから  

わたしを育てたの

それから

わたしのために泣いたの

それから

それからあとはいえないの



『日本語を味わう名詩入門 サトウハチロー』 あすなろ書房
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by udonge7030 | 2013-01-10 20:43 | 未司書の世界

かなしい無関心

きらいは好きの裏返し、って本当。
だって、そのひとのことばかり思ってしまうもの。

あたしは、ひとに対して無関心すぎるところがあり、
近所ですれ違いざまに挨拶するひとの顔や名前が、
ほとんどわからない。

これが仕事となると別なので、なんとかやってこれたのだが、
ひとはかならずどこかでつながっていて、誰かにお世話になって
いるものなので、子どもが言わないから気がつかないではだめなんだ、
とようやく思えるようになってきた。

母や妻や嫁や娘という務め。

よい妻、嫁になんてなれっこないけれど、
まわりのひとに関心を持つことくらいはできるでしょう。
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by udonge7030 | 2013-01-08 09:24 | 日々のあわ

自転車に乗れるのはあたりまえ、じゃない

先日、友だちと道ですれ違った。
あれ? 自転車乗ってるの? え~~~? 何年ぶりよ??

そのひとは自転車に乗れず、人混みにも出かけられなかった。
なぜなら、うつだったから。

数年前、教師だった彼女のクラスで辛い事故があり、
そのあとも理不尽な出来事が重なって休職した。
復職にも挑戦したけれどままならず、結局離職した。

病気のきっかけは事故だったが、うつが長引く原因となったのは
夫による暴力だった。
うつをきっかけに、さまざまな家庭の問題があぶりだされてきたのだ。

しかし、とうとう彼女は子どもを連れて家を出た。
子どもたちを育てていこうという気概が、回復に拍車をかけたのだ。

リュックを背負った買いもの姿で、
「ユニ〇ロにも入れるようになったよ!」

そう言った彼女のすっぴんが眩しかった。
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by udonge7030 | 2013-01-08 09:09 | 日々のあわ

2013 新芽

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(写真はY子から頂戴しました。夏の富士山なんだけど…)


どんげです。
あけまして おめでとう ございます。

旧年中は折々お世話になりました。

本日は、子どもたちが書初め(宿題!)をしたり、半袖短パンビーサン姿で
Jボードで遊んだり、一緒にDVDを観て笑い転げたりと穏やかに
過ぎていきました。

いまは語れるような大願がなくて残念なのですが、
今年は、大好きな音楽を能動的に楽しみたい。
家の中に手を入れながら、子どもたちを見守り(育てられ…)、
猫の野性に習って主婦部門を気楽にクリエイトします。

本年も、どこかでご一緒できると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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by udonge7030 | 2013-01-02 22:45 | どんげがゆく!


酒と 歌が あるから