桜梅桃李



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小沢健二『我ら、時』

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渋谷のパルコミュージアムで催されている、われらが小沢健二による展覧会
『我ら、時』を観に行きました。

昨年、小沢くんは久しぶりにコンサートをやりました。
そして、今年もいまのいま、オペラシティで連日コンサートをしています。
しかし、自分は抽選に漏れてしまい、とても残念に思っていました。

ここ数年の小沢くんは、『子どもと昔話』という冊子に『うさぎ!』という
タイトルの寓話を連載しています。それから、HPにわずかな写真と、
ときどき文章をアップしているくらい。

そんな中でも、かなりの数のファンが、彼の動向をいとおしげに見守り、
こころまちにしているのです。

小沢くんは音楽家であり、詩人であり、自分にとってはいまも王子様なのですが、
いわゆる音楽シーンにはとんと姿を現さず、新譜も出していません。
コンサートでは新しい曲を少しだけ発表し、おなじみの曲は時とともに
進化しているようです。


さて、『我ら、時』のご報告をしましょう。

会場は暗く、さまざまな写真が展示されています。
写真を浮き上がらせる程度のあかりがゆっくりと灯ったり消えたりしており、
じっと眺めていると、写真にまつわる音声が聞こえる仕掛けになっています。

写真) アジアの何処かの海
    牛追いの少年
    笑顔の少年たち(アフリカ?
   南米の洞窟の中にある祭壇
    南米の高地で圧力釜でご飯を炊こうとしている小沢くん 
  昨年のコンサートの模様
    線香花火をしている小沢くん
    屋久島の杉の大木とたくさんの積まれた石 and more・・・・

音声) 波の音
「牛は少年に追われているようで、本当は追われているふりをしているのではないか?」
    アフリカの人々の? 唄声や話し声
   「洞窟で祈ると、ノミに喰われてその夜は眠れないほど痛い、
にもかかわらずひとびとは洞窟へ入る」
   「高地では空気が薄いので、圧力釜を使用しないとご飯が炊けない」
    小沢くんのコンサートの音
       花火の音
    「屋久杉の元の積まれた石は崩れても、まだ誰かが積むのだろう」等云々・・・

音声もほのかで、それがまるでシャワーの水のように、ある一定の角度や距離に居ないと
聞え難いので、あたしたちは音を拾える位置を探り、しばし佇むのでした。

ひとつの写真の前には、どんなにがんばっても3名以上は立てません。
空間に余白は充分あるのに、あかりも音も小さめなので、誰かが去るまで
待たねばならないのです。しかも小沢くんの声は、鼻がかりくぐもっていて、
非常に聞き取りにくいのです。(笑

そんなわけで、みんながゆっくり、ゆっくり進みます。
ゆっくり観て、じっくりと聞いて。
ひとつの音も聞き逃したくないから、目を瞑り耳を澄まします。

世界中のひとびとの、ささやかな、美しい営み。
なりわい。くらし。いのり。

会場で、ラクダの声を初めて聞きました。
小沢くんの語りを通して、日本は恵まれている、日本人でよかった
と改めて感じていました。

五感が研ぎ澄まされ、時を忘れる空間。気がつくと、あらら、2時間も? 
やば。子どもが帰ってくる時間だわ。

書ききれないので、続きは今度。
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by udonge7030 | 2012-03-29 22:19 | 偏愛劇場

ちょくせつずぼん

三子Rの話。
小2になる息子は、ときどきパンツをはかず登校する。

あるパンツをはいていない日、体育の授業があり、
着替えに困ったRは、担任と保健の先生に打ち明けたらしい。
おもむろに保健室へ移動し、着替えたと言う。

なるほど、保健室と教室は目と鼻の先である。
がしかし、こっそり着替えるよりも、先生に打ち明けるほうが
よほど恥ずかしいのではないか。

あたしは、そっちのほうがよっぽど勇気のある行動だと思うのだが。
だって、ぜんぜんこっそりじゃないじゃん!
なのに、息子にとってはどうやら平気らしい。

ちょくせつずぼん、きもちいいよね。
きもちいいから、しょっちゅうやるのだ。
でも、公共の場ではパンツを忘れずにな。

えへ。
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by udonge7030 | 2012-03-26 09:12 | 日々のあわ

愛あるお米商店

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或る日の夕ごはん

鯖の塩焼き
じゃがいものバジルソースあえ
ブロッコリ
お味噌汁
炒り茶豆ごはん


バジルソースは母のお手製。
北海道の母は保存食とか、まあいろいろ作って送ってくれて、
あとで保存ビンだけ返してくれと言う…そんなひとです。

お米は仙台在住の『愛あるお米商店』 あおきふくこさん より購入しました。
ふくちゃんは栄養士で、NPO法人を主催しています。
知り合ったのは、『NPO法人 自然育児友の会』時代。
当時はお互いスタッフをしていました。

彼女は最近このブログを見てくれて、メイルをくれました。
嬉しかったです。仙台に住んでいることはわかっていたけど、
連絡先が見つからず、知人を通して尋ねても安否がはっきり
しなかったからです。


以下、ふくちゃんからのメッセージです。

いずれも無農薬無化学肥料米です。
小関さんは無農薬に取り組んで30年 白幡さんは25年
赤間さんは13年 鈴木さんは7年になります。真摯な生産者さんばかり。
生き方も素敵で、私も6~7月にかけて田んぼの草取りのお手伝いに
出かけるのを楽しみにしています。泥エステ! の気持ち良さも。
エステ(草取り)体験希望の方、歓迎ですよ~。


わが家に送られて来たのは小関さんのお米で、はじめに10キロ
2回目は20キロ注文しました。写真のお米は2分づきで、
見た目はほとんど玄米ですが、普通に炊けます。
ちなみに、わが家はコンロで直火炊きなので、速いっす。

お米には、再度注文ありがとうという小関さんのメッセージと茶豆(乾燥大豆)
が添えてありました。思いがけない心遣いに感激。
早速炒って、ごはんに炊き込んでみました。

ちなみに、お値段は20キロで11000円。20キロ~送料無料です。
分づき米は200円+となります。
名古屋生活クラブ生協、地域の放射能検査では不検出。
無農薬でこのお値段は、かなりお得です。

愛あるお米商店 fukuko-a@zpost.plala.or.jp

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安全が確認されていても農作物が売れない、それが被災地の現状です。
まじめに無農薬に取り組んできた小関さんたちと、いつかお会いできるといいな。

安心と安全はイコールではない。
とくに母親の心情としては、子どもには絶対に元気でいてほしい。
自分も強くそう思います。

しかし、農薬 たばこ 電化製品の電磁波 予防接種 等云々
危険なものって、他にもいろいろあるよね。
親は敵を知り、分別しなければならない。

あたしは食物が持つエネルギーを大切に思っています。
それから、大地や生産者さんのエネルギーも。
子どもの生命力、親の智慧や思いのつよさ。
丁寧に調理することも、一緒に「美味しいね」って食べる時間も、
すべてが身とこころの栄養になる。


花巻で賢治先生や光太郎ゆかりの地を尋ね、
福島では智恵子の「ほんとうの空」を仰いでフラも観て(笑
仙台で友だちに逢って泥エステをする・・・

もちろん、ひとり旅。ささやかな夢です。
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by udonge7030 | 2012-03-26 09:03 | おしらせ

手紙舎のモーニング

注)現在モーニング時間の営業はしていないようです。残念。


どんげです。
最近、行きつけのお店がひとつ増えました。
調布・つつじヶ丘の手紙舎です。

手紙舎さんはカフェであり古本屋、印刷屋さん、ギャラリー、
イベントの企画運営、雑貨屋さん… 
さまざまないい匂いのする気の利いた文化の発信地として、
今後ますます注目をあびること間違いなしです。

オープンして2年くらい経つようですが、神代団地というなんとも
陸の孤島にあるので、気に入ってもヘビロにはなりにくそう。
がしかしの女、わが家からふはははは! 
電車で30分、自転車だと20分。イエイ。


ここの食事は、いわゆるカフェ飯とは一線を画す質の高さ。
週末は8:00~モーニングが500円。お茶は+150円。
モーニングとしては割高なんだけどね、画像をご覧あれ。

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カフェオーレ 
チキンのグリル 
ウインナー 
菜の花
黄色い芋(キタアカリ?) 
紫芋 
たぶん自家製のパン
美味しいバタ

・・・・・・(涎

月曜定休。ランチは毎日やっていて、週末の夕べはお酒も飲めます。

スタッフの方々も、感じのよいひとばかり。
なんというか、効率の悪いことをうんと楽しんでやっている感じが
好ましいのです。
(たぶんそれなりに収益もあげている・・・ように見えますが、どうかな?)

そうそう。ここは誘惑が多すぎて自習には向きません。
ビジネスの話も厳しいかも。
大きな窓から射す陽光、景色に見とれちゃいますもの。
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by udonge7030 | 2012-03-24 15:30 | 偏愛劇場

映画『ナージャの村』

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どんげです。
本日、本橋成一監督のドキュメンタリー映画 ナージャの村 を観ました。


舞台はチェルノブイリ原発事故の後のベラルーシ共和国。
ナージャの住む美しい村は、チェルノブイリからかなり離れており、
原発の恩恵を受けてはいない。放射能に汚染されているその村の、
ほとんどの村人たちは避難し、残りは6世帯だけ。

8才の少女・ナージャは5人きょうだいの末っ子。
学校は閉鎖され、友だちや先生はもういない。
勉強はお姉さんが教えてくれている。

母親は、子どもたちを学校へ通わせるために、
ついに引越しを決意する。


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映画は、地元の映像シアターで上映されたのですが、
主催の某女史がなんと、ひとりでがんばっていました。
立派です!(涙

ナージャは現在33才。本橋監督とは今でも交流があり、
元気に暮らしているそうです。

この度の上映にあたり、手づくりの冊子が作成され、
記念の寄稿文を綴る機会をいただきました。
3.11から1年を迎えて、今の思いをまとめてみたのですが、
何度も何度も書き直しました。本当に難しかったのです。

この3月11日、あなたは何をしていましたか?
あたしは先月より某図書館で働きはじめ、震災があった時間は
地下書庫で依頼本を探し回っており、黙祷もできませんでした。

それが自分の現実なのですが、近所の多摩川で灯篭流しが行われると知り、
夜にふらっと出かけてみました。

結局、灯篭はよく見えなかったけど、対岸の灯りには、
なんだか音楽的なリズムがあって、とてもきれいでした。

ああ、いまここに生きてる。

そこに、ひとがいるから そこに あなたがいるから
あたしも活かされているのですね。
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by udonge7030 | 2012-03-20 17:15 | 日々のあわ

悲喜交々

妊娠・出産については、忘れられない想い出がいっぱい。
何度も経験できたことは、本当にラッキィなことです。

しかし、自宅出産組はごくごくマイノリティです。
ですので、普遍的なお話以外の個人的な体験談は、
意識して避けてきたような気がします。

お産にまつわる話で忘れられないのは、育児仲間から、
「お産がスムーズにいかなくて、娘には辛い思いをさせてしまった。
申し訳なくて、怖くて、次の妊娠なんて考えられない…」と聴いたことです。

お産はひとつひとつ、ひとりひとり違う貴重な財産。
妊娠中は健やかに過ごしていても、ままならないお産を迎えるひとは
大勢います。2人め以降の不妊や不育に悩むかたもたくさん。
しょうがいのある赤ちゃんを授かることもあります。

生徒さんから「大安産でした!」と赤ちゃんの写メをもらうことは、
嬉しい、ほっとする瞬間です。

でも、「お産は思った通りには行かなくて辛かったので、今後子どもに
対してなにかできることはないでしょうか。情報をください。」
「安産とは言えなかったけど、ヨーガへ通えて本当によかった。」
こんなお便りをもらうことも、何にも替え難い歓びなのです。


人生は、そう信じていれば、たいていのことは思い通りになるものです。
でも、やっぱりそうじゃないこともあるのです。

言い換えると、失敗なんて本当はないんです。
宿命は、使命。すべて、すべて糧になるんです。
悲喜交々、抱きしめましょう…

妊婦さんとの関わりは、講師にとっても強烈な想い出となります。
お産が辛い思い出となったとしても、お互いに信頼関係があると、
その後もおつきあいが続きます。

指導者と生徒という一線を超えて、同志のような絆が育つことも
あるのです。
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by udonge7030 | 2012-03-08 20:43 | 繁殖記

日常のメタファー☆Sweet soul

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甘さは充分ですか?

甘さは、人生にひつような栄養。
甘いものって、お菓子だけじゃないのよ。

敬愛する横山剣兄も言ってる。
ロックンローラーは人生がハードボイルドだから、
脳内はいつも甘い音楽でいっぱいなんだ。

そう。音楽にも甘さがあるね。
口ずさむ Sweet soul は元気の素。


匂いにも、甘さがある。
最近、花のかおりをかいだりしていますか。

誰かを想い、甘やかなきもちになることはありませんか。


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メタファーとは、比喩、隠喩、暗喩のこと。
できごとや、見聞きしたものからの気づきをさします。

甘いものが大好きです。
食べたいときは、我慢しません。
好きなものは、好きだから。

美味しいもの、楽しいことは、確かに中毒性があります。

甘さが足りないって、どういうことかな。
自分への甘さ? 他者への甘さ?

甘さって、なんだろう?
どんなときにほしくなるのかな?

静かに自分に聞いてみると、
思いがけない答えが出ることがあります。
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by udonge7030 | 2012-03-06 09:01 | 日常のメタファー


酒と 歌が あるから