マタニティ・ヨーガって何?
ヨガはお産に必要な体力をつけたり、不快な症状を緩和する。
呼吸法やしゃがみこみが楽にできるようになると、出産が上手くいくというデータもある。
でも、それだけじゃないよね。
ヨガは、自分を知るための道具。
いま・ここにいることを味わい、身心の感覚に気づくための。
それだけに、人生を変えてしまうこともある。
妊娠中のヨガの時間は、なんともきもちがよかった。
妊娠中のセックスも最高だったし、ひとりでいてもなんとなく満たされてた。
子どもを産んで、家族との暮らしを通して、ちょっとはまともな人間になったような気がする。
子どもを授かっても、変わらないひともいる。
子どもがいなくても、慈悲深いひとはたくさんいる。
そこに優劣や正邪はない。出逢いとは、それほどに個人的なものだ。
でも、生きている限りは、自分を知りたい。誰かを知りたいし、出逢いたいと思う。
ヨガの後で、車座で思い思いの話をしたり、じっと耳を傾けたり、
ときには美味しい白湯とおやつをいただいたり。
その一連のすべてが、マタ二ティ・ヨーガなのです。